遺品供養士の声

何から手をつければいいのか。

何から手をつければいいのか

まず、私が遺品供養士になったきっかけは

友人宅の片付け(遺品整理)に行ったのがきっかけです。

交通事故で亡くなった友人。

葬儀なども終わりお家の片付けの

お手伝いに行きました。

友人の家は母子家庭でしたので

友人母と2人で1LDKの友人宅へ

足を踏み入れました。

友人は几帳面でクローゼットを開けると

色んな箱に小物が整理されていました。

一つ一つ開けて確認しましたが

「捨てれる物なんて何一つない。

何から手をつければいいのか」

何時間も居たはずの部屋

外も暗くなり、今日はこの辺で

また後日整理しよう。と、辺りを見渡しました。

朝から夕方まで二人がかりで片付けていたはずが

その日片付いたのは小さな袋

2袋程でした。

後日、友人母が依頼した

遺品供養士の方が来てくださり

まずはお話をさせていただきました。

どれを捨てる?どれを残す?

てっきりこんな話を進めていくのだと思ったら

時間をかけ故人の性格や思い出話をたくさん聞いて頂き

そこから一緒にクローゼットの中の箱を確認して頂き

身につけていたものや

私たちも知らなかった日記などを

また別の箱へと分けたり

私たち2人では全然進まなかった片付け、

何日かかるのだろうと思っていましたが

8時間程でお部屋も綺麗に片付きました。

遺品供養士という資格に興味を持ち出したのは、

この時、丁寧に片付けていただいたり

常に私たちの話しに耳を傾けながら

作業をしてくださった、供養士の方の姿がきっかけだと、今でもよく思い出します。

片付けも終わり最後に

供養士の資格について教えて頂き

ました。

お寺に供養をしに持って行く方法も

教えて頂き

また後日友人母と一緒に供養をしにお寺へと持って行きました。

友人宅の片付けも終わり

パソコンで遺品供養士について検索し

講習を受け

今では遺品供養士の資格を取得しています。

私はまだ遺品供養士として

お仕事はしていませんが

その後身内の不幸の際家族皆で

遺品を丁寧に整理し

供養する事ができました。

あの時供養士の方に出会って

お話を聞かせていただいた事が

本当に今でも有り難いことだとおもっております。

 

職業:遺品整理

性別:女性

所在地:東京